1/1n目 治療中断 何度も何度も 過度な期待と絶望を繰り返し 心も身体も限界だった 仕事も休んでばかり、 たくさん迷惑をかけて 自分の立場まで厳しくなる 立ち止まれば 2度と進めなくなる気がして 一瞬も足を止めたくはなかった なんとか叶えたい 諦めるなんて出来ない 気持ちは焦るばかりだった でも、『限界』の2文字が もうそこには見えはじめていて 「ぁぃがやりたいのなら 俺は全力で支えていくけど、 いっぱい苦しんで治療に耐えて それでも結果がでなくて泣く姿を 何も出来ずに見てるのもツライよ」 Tの気持ちなんて 考える余裕もなかった そばで見てる貴方もツライよね たくさん頑張ってきたけど、 今は2人のあいだに 子供が出来るっていうイメージを 思い描くことができない 「今も十分幸せだし、 2人でいるのも楽しいよ! 子供がいないからって、 不幸になるわけじゃない 今は今を楽しむのもありじゃない?」 貴方の言葉で楽になれる 貴方の言葉で決意が出来た ねぇ、少し休もうかな、 なんだか疲れちゃった 最後の移植を終え 受精卵も無くなった夏の終わり 治療中断の意思をかためる <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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