father いつも母の言葉には刺があった。 我慢出来ずに母の目の前で腕に傷を付けた。 「やめなさい!こんなくだらない遊びなんかして、そんなに私を苦しめたいの?リストカットをされる親の身にもなってみろよ」 「お前がリストカットするのは医者への当て付けではないのか」 傷付いた。 そしてトイレを血まみれにした。 両腕から流血し、 「この子うつ病だから」 母が周囲にそう言った後、病院へ向かった。 「何かあったの?」 主治医がそう聞くが、私は隣に居る母が怖くて俯いたままただ涙を流す。 母が席を外すと私は重い口を開いた。 「私は…切りたくて切っているんじゃない…苦しい…」 主治医は電話を取りERへ繋いだ。 「二十歳の女性が自傷をしたので、縫合をお願いします」 主治医と一緒に緊急外来まで付き添ってもらい、手当てまでしてくれた。 数日後、代理で私の薬を取りに行った母が主治医にこう告げられた。 「やめなさいと言って注意をして、刃物を取り上げても自傷を治すのは無理です。あなたはただ母親の役目を果たして下さい。注意する役目は私がやります」 この先生が 私のお父さんだったら 良いのに。 主治医から頂いた名刺をお守りにし、なるべく自傷を我慢するようにした。 自傷を完全に抑える事は私には出来なかった。リストカットをする時の記憶が飛んでいる時がある。 また床を血まみれにした。 母は電話をかけ、 「今娘がリストカットをして自分で縫っているんですよ。緊急外来で一万も取られるんですか?」 電話を切った。 「お金はかからないってよ。行く?」 翌日、緊急外来にて手当てをしてもらった。 そして入院の話が進んだ。 先生、 私 先生の 家族の一員に なりたいよ。 早く この苦しみから 開放されたいよ。 この病気を 治す努力をするから、 私を見捨てないで。 ねぇ先生。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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